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赤いクワガタムシ「ヒラズゲンセイ」が危険な理由は何?有毒な体液が皮膚についた時の対処法と生息域まで

触ると水ぶくれなどの症状を引き起こす昆虫「ヒラズゲンセイ」が、生息域を広げていることで話題です。

そこで今回は、赤いクワガタムシに激似の「ヒラズゲンセイ」が危険な理由と、有毒な体液が皮膚についた時の対処法から生息域までまとめました。是非最後までご覧ください!

触ると危険!赤いクワガタムシに要注意!?


虫好きの私から言わせてもらうと、クワガタムシに似ているとは思えませんが…真っ赤な体とクワガタのような大あごを見て「珍しいクワガタ」と思う人もいるかも知れませんね。

この昆虫はクワガタムシに似ても似つかない有毒を持った危険生物の「ヒラズゲンセイ」です。これから虫が多くなる季節なので、好奇心旺盛な子供たちが触ってしまったら大変!

どうして触ると危険なのかを細かく説明していきます!




ヒラズゲンセイを触ると危険な理由は何?

 ヒラズゲンセイは、ツチハンミョウの一種で体長約2、3センチ。真っ赤な体とクワガタのような大あごが特徴で、6、7月に成虫になる。体液が有毒で、皮膚につくとかぶれや水ぶくれを引き起こすことがある。

京都新聞より一部抜粋

ヒラズゲンセイの出現期ですが6月上旬から7月中旬位までが一番多い時期ですが、稀に7月末を過ぎても出現している時もあるようです。寿命自体は短いようなので、6~7月を過ぎれば見かける機会も減っていくでしょう。

ツチハンミョウの一種である「ヒラズゲンセイ」は、有毒成分のカンタリジンを有しています。これが、皮膚の柔らかいところなどにつくとカブレや水ぶくれを引き起こすことがあるようです。

実際のところ、素手でそっと触った位では大丈夫だったというコメントがネットで出回っていますが、どういったタイミングで有毒成分が付着するか判断しにくいと思うので、赤いクワガタムシに似ている昆虫が居たら触らないことが一番です。




有毒な体液が皮膚についた時の対処法はあるの?

ヒラズゲンセイはツチハンミョウの一種で有毒成分のカンタリジンを有していると説明しました。ヒラズゲンセイ以外にもハンミョウの分泌された毒液にやられた時の対処法が下記です。

有毒な体液が付着した時は

  • 流水でシッカリと洗い流す
  • 水ぶくれが出来ている場合は火傷と同じ対応をする
  • 心配な場合は病院で診てもらう

カンタリジンの人の致死量は30mg程度と言われているので、ちょっと水ぶくれが出来たくらいで死に至ることは無いと思いますが、心配な場合は病院で診てもらうと安心かと思います。

特に子供だと大人より症状が強く出る場合もありそうですよね。触ってしまって何もなければ様子見で、明らかにかぶれや水ぶくれがある場合は病院へ行くことをオススメします。




ヒラズゲンセイの生息域はどこ?

ヒラズゲンセイの生息域

本州(近畿南部)

四国(高知・徳島)

九州

ヒラズゲンセイは暖かい地域で分布されているようですね。クマバチに寄生し、クマバチが好むサクラや巣を作る古い木造家屋など、多様な場所で見られるので、近くにクマバチの巣がある場合は要注意です。


こうやって見て見ると毒々しい感じに見えますね(笑)いかにも「毒持ってますよ!!」と言わんばかりの色合いです。繰り返しになりますが、触らないように気を付けましょうね。

生息域についての詳細はこちらのサイトがとても参考になります。




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